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【風水】風水と家相、鬼門の考え方の違い

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こんにちは、若美貴櫻です。

 

前回の「占い風水」と同様に、「風水と家相」「風水と気学」を同じだと誤解している方も多いようです。

 

家相は、風水的な内容も含まれていますが、全体的な内容は、日本独自の気候風土から生まれたものです。

家相では、「鬼門(東北)、裏鬼門(西南)の方位を忌み嫌う」という特徴があります。

 

鬼門は「災いが訪れる方位」とされていたため、昔から家を建てる際に「鬼門である東北に水回りを作るな・玄関を作るな」と言われ続けてきました。

しかし、この鬼門がなぜ災いの方位といわれているのか、疑念なしに盲目的に信じている人が多いです。

 

 

鬼門には、いくつかの説があり、主なものとして3つの説があります。

主な3つの説
  1. 古代、中国では「匈奴(きょうど)」という、残忍きわまりない遊牧騎馬民族に何度もおそわれていた。彼らは、東北から攻めてきたので、その方位を危険方位とした説。
  2. 大陸では東北風が強く、風上に「かまど」などがあれば火の粉が飛んで危険であるという説。
  3. 中国の古い文献「山海経(さんかいきょう)」「宅経(たくきょう)」にある「鬼門」という方位の言葉を、日本人の独自の解釈から迷信となったという説。

 

他にもいろいろな説がありますが、実際に鬼門(東北方位)と災いの因果関係を述べたものはなく、風水では、鬼門方位である東北を災いを及ぼす方位として忌み嫌う方位と定めてはいません。

 

日本の建築家の清家清(せいけ・きよし、1918年12月13日~2005年4月8日)氏の本に「家相の科学―建築学が発見したその真理」というものがあります。

この本は、迷信の代名詞とされた「家相」に建築学、住居学、環境学的な視点から先人の知恵を蘇らせた内容となっています。

 

清家氏は、

今までは、家相は迷信である、ナンセンスと片づけられてきました。しかし、よく調べてみると、建築学的、住居学的に根拠を持つものがけっして少なくないのです。

とおっしゃっています。

 

ご興味ある方は、読んでみてはいかがでしょうか。


 

「風水と気学」についてはこちら

 

伝統的風水と家相・気学の違い

 

項目 伝統的風水 家相・気学
鬼門・裏鬼門 特に凶方としない 凶方として忌み嫌う
住宅の形 全体の形から判断 欠けなどで判断
方位の吉凶 建物向き、建築年などから判断する 東、東南を吉方とする
方位の度数・分割 八方位を各45度、さらに各15度に分けて24方位で判断する 東、西、南、北の方位を30度、他の方位を60度で判断する
誕生日の九星 ・男女同じ誕生日でも九星が違う
・本人と方位の吉凶、相性判断に使う
・男女誕生日が同じであれば九星も同じ
・男女の相性、運勢などの判断に使う

 

以上、ご参考になさってください。

 

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