
こんにちは、若美貴櫻です。
今回は、風水の流派についてお話ししていきます。
風水が対象とする陽宅、陰宅を実際に評価する方法には、風水師によって違いがあり、様々な流派があります。
大きくは、巒頭派(らんとうは)と理気派(りきは)の2つがあります。
理気派はさらに、三元派、三合派に分けられます。
三合派は、周囲の環境(地形、立地など)の要因から気を判断します。
ここでは、八宅派と三元派の玄空飛星派について見ていきます。
系図にまとめるとこのようになります。
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「巒頭派」「形勢派」
「巒頭派」または「形勢派」は、気を形から判断する方法(形法)です。
この流派は、古典的な方法では、地理、山脈、山川など地勢をみて判断する方法です。
現代においては、山を建物、川を道路などに例えて、環境全体を評価する方法です。
建物を主体と考えて、外部の環境を「室外巒頭」、内部を「室内巒頭」と言い、詳細に評価していきます。
「理気派」
「理気派」は、気を方位、時間から判断する方法(理法)です。
この流派は、主に方位と時間から判断する方法です。
その基礎理論には、天体や時間的な概念も加わり、干支、五行、八卦、九星、易などを組み合わせたものとなっています。
その点では、かなり迷信的、信仰的、数秘術的な要素も含んでいます。
その技法もいろいろありますが、ここでは、玄空飛星派、八宅派を取り上げていきます。
体系的に図にまとめると以下のようになります。