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「前世が見える」鑑定士と「自分の前世は姫(貴族)だった」という人

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「前世が見える」鑑定士とか「自分の前世は姫(貴族)だった」という人がいるけど、ほんと??

 

きお
そんなの詐欺よ

 

 

こんにちは、若美貴櫻です。

 

結論から言います。

「前世が見える」という鑑定士や、「自分の前世は姫(貴族)だった」などという人に、1円たりともお金を払ってはいけません。

タダならエンターテインメントで済みますが、金銭が発生したら、それは詐欺です。

払いたい方は払えばいいと思いますが、あなたの大事なお金を詐欺師に、ビタ一文払ってはいけません。

 

 

以下の動画が私が言いたいことを30秒ほどで端的にまとめてくれているので、まずはご覧ください。

 

 

 

「前世が姫」が多すぎる ~同僚の場合~

 

YouTubeでも「見える」「感じる」とおっしゃる方はいますし、実際私の周りにも「前世が姫だった」と(鑑定士に言われた)という人がたくさんいます。

 

なぜそろいもそろって、前世が姫とか王子、王様など身分高い人だと言う方が多いのでしょう?

「たまたまだ」とか「気のせいだ」とおっしゃる方もいますが、本当にそうでしょうか。

 

 

ずっと前に当時職場で一緒だった同僚が自分の前世について見える人(鑑定士?)から「平安時代の姫だった」と言われたことがあると言っていました。

 

彼女はそれを本当に信じていました。

「自分の前世は平安時代の姫だった」と。

確かに黒髪でザ日本人的なお顔立ちで姫っぽい気はします。

 

彼女以外にもスピリチュアル系の方は「見える」鑑定士を鵜呑みにしたり、自分自身でも「見える・感じる」人は「自分の前世が貴族など身分高い人だった」と憚りなく言う傾向があるように思います。

 

私の周りでは、聞く人聞く人、皆んな前世が姫で笑ってしまいました。

そんなことありますか?

 

なぜみんな貴族なのでしょう。

 

鑑定士も雰囲気で言っていたり、鑑定に来たお客さんに気を使って(喜ばせようと)言っているのではないかなと思います。

前世が姫と言われたら気分も上がりますから。

 

そもそも前世なんて、蟻(アリ)かもしれないし、蚊かもしれないじゃないですか。

仮にアリだとして、人間に踏み潰されて死んだアリかもしれない。

 

または蚊だとしたら、生まれて初めて飛び立った瞬間に人間の手でパンと潰されて死んだかもしれない。

もっと言えば、寄生虫やウジ虫かもしれません。

 

人間の前世は必ず人間だと言うなら、姫ではなく、穢多非人(えたひにん)かもしれない。

(「人間は人間にしか生まれ変わらない説」の人と「動物からも生まれ変わる説」の人がいる時点で、一方が間違っているか両者間違っているか、どちらかでしょう)

 

 

なぜ人口が増えているの?

 

 

平安時代の姫なんて一説によれば200人くらいしかいないといわれています。

農民や乞食(こじき)のような生活をしている人がほとんどなわけです。

中には追いはぎのようなことをしていた人もいたかもしれません。

 

それなのに、私の周りやネットなどの媒体上では「前世が姫」という人がワンサカいます。

 

なぜ前世が「農民でした」「乞食でした」「穢多非人でした」という人がいないのでしょう。

いるのかもしれませんが、一人も聞いたことがありません。

圧倒的に「姫」率が高いです。

 

輪廻転生という概念が本当にあるならば、姫などの貴族だけが輪廻転生を繰り返していることは考えにくいです。

 

そもそも、なぜ、人口が少なかったにもかかわらず、今は80億人まで増えているのでしょうか。

人口が増えているなんておかしいですよね。

何がどう生まれ変わって増加しているのか不思議です。

 

本人の姫になりたい気持ちや憧れている気持ち、また鑑定士の(お客様を喜ばせようとする)思惑にも左右されているのかなと思います。

 

 

いつの時代も貴族・姫

 

スピ系の人の中には、かなりの強者がいて、

「過去、西洋の〇〇時代に生きていて、私は姫でした」

「日本の平安時代に生きていたときも、私は姫でした」

「〇国の〇〇時代に生きていたときも、私は姫でした」

 

これ、1人の人の発言です。いつの時代も姫、ということです。

厚かましいにもほどがありますね。鋼のメンタルです。

 

スピ系の方は、魂は虫のような小さな生き物から始まって、だんだんと人間にまで成長を経ていくという主張をお持ちのようです。

 

ならば、その人の「生」において最初がウジ虫から始まったとしたら、なぜウジ虫から話を始めればいいでしょう。

なぜ姫から前世の話を始めて、いつの時代も姫なのでしょうね。

 

 

そして中には、

「私が姫で、今の仕事仲間が私の乳母でした。そのときからご縁がありました」

とか言ってしまう人もいるんですよね。

 

なぜ貴族のコミュニティーでご縁があったと思い込んでいるのか不思議です。

過去のご縁というものがあるならば、農民や乞食、穢多非人のコミュニティーでご縁があった人かもしれません。

農民などのほうが、貴族より圧倒的に人口が多いのですから。

 

スピ系の方は、「今ご縁がある方と、過去にもご縁があったことを喜んでいるのであって身分は関係ない(フォーカスすべきは身分ではなくご縁)」という主張をなさいます。

 

それなら「乞食同士でご縁があった」「寄生虫のコミュニティーの中でご縁があった」でいいじゃないですか。

なぜどこまでも自分は貴族なんでしょうか。

 

それに、「私が姫で、あなたが乳母」と言われて、相手は本当に喜んでいるでしょうか。

過去にもご縁があったと喜んでいるのは、「姫だった」というその人だけなのではないでしょうか。

 

「私が乳母であなたが姫で、私はあなたに仕えていました」と逆ならば言えますが、「あなたは私の乳母だった。あなたは私に仕えていたんですよ」と言われて良い気持ちがする人はおそらくいないのではないかと思います。

 

表面上は「過去にもご縁があったのね。うれしいわ」と笑顔で言ったとしても、心の中では「なぜ私が乳母で、あなたが姫なの?」と思うに決まっています。

 

 

鑑定士に前世を見てもらうこと自体が問題

 

だいたいにおいて、「見えます」とかいう鑑定士にお金を払って鑑定してもらおうと思うこと自体にまず問題がありますし、「あなたの前世は姫でした」といわれて、それを鵜吞みにするほうが思考が浅いのです。

 

また、「自分の前世が見える」という人は、いけしゃあしゃあと「私の前世は姫でした」「あの時代も姫、この時代も姫でした」と言います。

図々しいですし、厚顔無恥であると言わざるを得ません。

 

これをスピ系の方に言うと、

「そう見えるんだからそうなんです」

「他人がジャッジすることではありません」

「頭で考えることではなく心で感じることです」

 

などと、さも「見える人」に良くありがちな弁明をします。

 

 

何千年も前から伝わってきている「九星気学」や「四柱推命」などの普遍的な学問を伝えてお金を取るのは問題ないでしょう。

それは学問や知識を提供することでお金を取っているセミナーなどと同様と考えられるからです。

私も学んだことをブログなどでお伝えしています。

 

しかし、「見える」「感じる」などの証明できないことでお金を取ってはいけません。

もし、それ系の話をするなら、無料でのエンタメに留めておくべきです。

 

 

以下の動画がまっとうなことを30秒ほどで端的にまとめてくれているのでご覧ください。

 

 

 

詳しく見たい方はこちら↓の動画でもいいかもしれません。

 

このユーチューバーの方、とても面白い方で、この手の輩を「詐欺」と言い切っています。

「カス」とか「ゴミ」とかおっしゃっていますが、「しょーもない」に尽きるということですね。

 

 

繰り返し言います。

 

「前世が見える」という鑑定士や、「自分の前世は姫(貴族)だった」などという人に、あなたの大事なお金をビタ一文払ってはいけません。

詐欺です。

 

払いたいなら払えばいいと思いますが、金銭が発生したら、それは詐欺です。

気を付けましょう。

 

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