皆さま、こんにちは。
今回は「九星気学とは?」というテーマでお話しします。
九星気学と聞くと、「占いでしょ?」「風水でしょ?」と思われる方も多いでしょう。
また、九つの星の名前が先に思い浮かぶ方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、九星気学はそれだけではなく、もっと深い学問なのです。その魅力や活用方法を詳しくご紹介していきます。
Contents
九星気学とは何か?その意味と基本
まず、九星気学とはどのような学問なのでしょうか。
九星気学は、中国古来の陰陽五行説や方位学を基にした、日本で発展した開運学です。
人や土地、時間に宿る「気」や「エネルギー」の法則を読み解き、生活に活かすことを目的としています。
一般的な占いが「未来に何が起こるのか」を知るためのものであるのに対し、九星気学は「悪いことを避けて良い結果を引き寄せる」ための実践的な開運法です。
目に見えない「気」とは?
私たちは日常生活で「元気」「やる気」「気分」といった言葉を使いますが、これらの「気」は目に見えないエネルギーを指しています。
古代の人々は、大自然や宇宙に存在する「気」の法則を読み解き、その流れに従うことで、より良い生活や成功を手に入れようとしてきました。
九星気学は、その「気」の循環や影響を学問として体系化し、人生に活かす方法を提供しています。
九星気学の歴史と発展
九星気学の源流は、約5,000年前に遡ります。
中国では、政治や農耕に占いが用いられており、その中で「陰陽説」と「五行説」が生まれました。
1. 陰陽五行がベース
紀元前700年代の春秋戦国時代に「陰陽説」と「五行説」が融合し、「陰陽五行思想」が成立しました。
これは、宇宙や自然界の現象を陰と陽、木・火・土・金・水の五つの要素で説明する思想です。
2. 方位学は戦でも使われていた
陰陽五行思想を基に、多くの学問が生まれました。その一つが「方位学」です。
三国志の時代には、蜀の軍師・諸葛孔明が「遁甲」という方位学を用いて戦術を練り、数々の勝利を収めました。
また、日本でも徳川家康や豊臣秀吉といった武将が、政治や戦に方位学を活用していたとされています。
3. 日本で発展した九星気学
もともと中国にあった「九星術」や「遁甲学(方位学)」は、平安時代頃に日本に伝わりました。
平安貴族の間で行われていた「方違え」もその一つと考えられます。
これらの思想は、長い間上層階級の間で密かに受け継がれてきましたが、江戸時代になると一般にも広まり始めました。
大正13年(1924年)に、園田真次郎(荻野地角)氏が「陰陽」「五行思想」「九星術」「方位術」「風水」などの考え方を体系化し、まとめたものが「九星気学」です。
中国の永い歴史の中で実践、検証され、研究が深められてきたさまざまな叡智を、日本流にわかり易く組み合わせて作られたもので、生命のエネルギーを意味する「気」についての学問といえます。
正式には「九星気学風水」と呼ばれています。
九星気学の基本原理を解説
九星気学は、基本的には、「本命星」「月命星」という2つの要素から見て行きます。
本命星
生まれた年によって決まる星で、その人の基本的な性格や運勢を表します。九つの星は以下の通りです。
- 一白水星
- 二黒土星
- 三碧木星
- 四緑木星
- 五黄土星
- 六白金星
- 七赤金星
- 八白土星
- 九紫火星
月命星
生まれた月によって決まる星で、その人の幼少期の性質や健康運などを示します。
本命星と組み合わせることで、より詳細な性格分析が可能です。
九星気学を学ぶメリット
九星気学を学ぶことで、以下のようなメリットがあります。
1. 自分自身を深く理解できる
本命星や月命星を知ることで、自分の性格や才能、運勢のバイオリズムを理解できます。
強みや弱みを把握し、自己成長に役立てることができます。
2. 他人との相性が分かる
家族や友人、職場の同僚、恋人など、相手の星を調べることで相性を知ることができます。
相手の特性を理解することで、人間関係を良好に保つことができます。
3. 吉凶方位が分かる
引っ越しや旅行、日々の移動において、吉方位を活用することで、良い「気」を取り入れ、運気を上昇させることができます。
4. 開運行動が取れる
自分の運勢や運気の流れを把握し、最適なタイミングで行動を起こすことができます。
例えば、転職や結婚、重要な契約など、人生の節目でベストな選択ができます。
5. 自分で開運できる
九星気学を学ぶことで、占い師に頼らずとも、自分自身で開運の方法を見つけることができます。
九星気学の活用方法と開運の秘訣
では、具体的に九星気学をどのように生活に取り入れるのでしょうか。
吉方位への移動
旅行や引っ越しの際に、吉方位を選んで移動することで、その土地の良い「気」を取り入れ、運勢を好転させることができます。
日常生活での方位取り
短時間でも吉方位に出かけることで、日々の運気を上げることができます。
買い物や散歩の際に意識してみましょう。
良いタイミングでの行動
自分の運勢が上昇する時期を見極めて、新しいことにチャレンジすることで成功率を高めることができます。
人間関係の改善
相手の星を知り、接し方を工夫することで、人間関係を円滑に進めることができます。
方位学による具体的な開運方法
方位学は、九星気学の中でも特に重要な要素です。
1. 吉方位旅行
定期的に吉方位へ旅行することで、大きな開運効果が期待できます。
特に長距離・長期間の旅行は効果が高いとされています。
吉方位旅行のポイント
- 年盤・月盤を確認する:
その年や月の吉方位を調べます。 - 自分の本命星を考慮する:
自分にとって最適な方位を選びます。 - 滞在期間を長くする:
滞在期間が長いほど、エネルギーを多く取り込めます。
2. 引っ越しでの吉方位取り
新居を構える際に吉方位を選ぶことで、家庭運や仕事運を上げることができます。
引っ越しの際の注意点
- 大凶方位を避ける:
凶方位への引っ越しは避けましょう。 - 物件選びの前に方位を確認:
物件探しの前に吉方位を決めるとスムーズです。
3. 日盤吉方位の活用
一日の中で最も良い方位を示す「日盤吉方位」を活用し、日常生活に取り入れることで、こまめに運気を補充できます。
日盤吉方位の活用方法
- 通勤・通学路を工夫:
可能であれば吉方位を通るルートを選びます。 - ランチや休憩時間に吉方位へ:
短時間でも効果があります。
まとめ:九星気学で人生を好転させよう
九星気学は、目に見えない「気」や「エネルギー」の法則を読み解き、生活に活かすための学問です。
私たちは誰しも、幸福な人生を送りたいと願っています。
しかし、何もせずに待っているだけでは、良い運気は訪れません。
九星気学を活用することで、自ら積極的に良い「気」を取り入れ、運命を好転させることができます。
吉方位への移動や行動のタイミングを意識し、日常生活に取り入れてみましょう。
そうすることで、より幸せで充実した人生を歩むことができるでしょう。
皆さまも九星気学を学び、開運への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
それでは、また。